どうしても行きたいライブのチケットを「譲ります!」なんて言葉を見ちゃった日には、
ぜひ譲ってくれ〜〜〜!!!
と、飛びつきたくなりますよね。
私はそれで一度チケット詐欺にあってしまいました・・。
冷静に考えるととてもバカなことをしたな、と思うのですが、その時はプレミアチケットだったので冷静な判断が出来ずに失態をおかしてしまいました。
その時に学んだ、怪しい取引方法と詐欺にあってしまった場合どうしたら良いか、を書きました。
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この取引はチケット詐欺?事前に確認するチェックリスト
まず、チケットを譲ってもらう前に、下記のチェックリストを確認してください。
一つでも当てはまるものがあれば、「詐欺の可能性あり」と判断して良いです。
- 先払いですか?
- 入金を急かしてきますか?
- 口座名義と名乗っている名前が違いますか?
- 相手の口座がトラブル口座リストに登録されていますか?
- 代引き払いですか?
- 相手の連絡先で検索してひっかかりますか?
- Twitterのハッシュタグで検索してひっかかりますか?
- Twitterのアカウントは最近開設されたものですか?
チェック項目が多いと感じるかもしれませんが、
お金のやりとりをするわけですから、チェックしすぎるということはありません!
なぜ確認をするのか、それぞれ説明します。
チェックリスト1:先払いですか?
まず、先払いでお願いします振り込んでください、なんて言って来る方は100%詐欺です。
誰がなんと言おうが詐欺です。
私の場合も、先に振り込んでしまい、その後連絡が途絶えました。
先払いにした場合、確実にその後連絡が途絶えます。
詐欺師からしたらお金がもらえれば良いので、振り込まれるまでの連絡はものすごくマメで早いです。
ただ、振り込んだら最後、一切連絡が取れなくなります。
相手にどんな理由を言われようが、絶対に先に払うことはしないでください。
先払いが可能なのは、
正規のルート、例えばイープラスやぴあなどのプレイガイドからチケットを購入する場合のみです。
個人間でのやりとりで先払いは避けましょう。
先に振り込んでくださいと言われたら「詐欺師とのやりとりはできかねます」とでも言って関わらないようにしてください。
チェックリスト2:入金を急かしてきますか?
先払いに合わせて、入金を急かしてくる場合があります。
例えば、
「今日中に指定の口座に振り込んでもらったら、明日発送出来ますが、それ以降は出張で日本にいないので他の人に譲ります。」
みたいな感じですね。
ライブの日にちが差し迫っている時にこれを言われると、
「待って待って!振り込むから待ってくれ〜!そして発送してから出かけてくれ!」
という気持ちになりますが、前述した通り、振り込んだら連絡が途絶えます。
もちろん発送なんかしてくれません。
入金を急かすのは、お金を振り込んでもらう口実にすぎません。
口座振込+入金を急かす=詐欺で確定です。
チェックリスト3:口座名義と名乗っている名前が違いますか?
たまにいるそうなのですが、口座名義と名乗っている名前が違う人がいるようです。
なぜ違うかを問うと、知り合いの名義だとかよくわからんことを言ってくるんじゃないでしょうか?
普通の方ですと、口座名義と名前は一致します。
ただ、詐欺師であっても口座名義と名前が一致するので、名前が同じだから大丈夫!ではありません。
そもそも、振り込む為の口座を教えてくる=詐欺です。
チェックリスト4:相手の口座がトラブル口座リストに登録されていますか?
Yahoo!のトラブル口座リストという、過去にトラブルのあった口座を確認できるページがあります。
ここに相手が提示した口座番号を入力してみましょう。
ここでリストに入っていた場合、確実に詐欺師の口座です。
ただ、相手がヤフオクをやっていなければ出てこないので、出てこないから安心!というわけではありません。
チェックリスト5:代引き払いですか?
先に振り込みではなく、代引き払いならいいんじゃないか?という声が聞こえてきそうですが、
代引きも危険があるようです。
代引きは、封筒の中身が本当にチケットかどうかわからないままお金を払うことになります。
チケットではない、ただの紙切れを入れて送ってくる場合や、
中身が確認できるように窓がついた封筒に入れてもらっても、確認できたと思ったチケットがコピーされたものである場合もあるそうです。
どちらにしろ、封筒を開けて手に取るまできちんと確認できないものに、お金を払うのは危ないので避けましょう。
また、代引きにする理由を、「都内にいない」、「離島に住んでいる」とか言ってくるやつは、ほぼ詐欺です。
詐欺師は地方在住、離島に住んでいますw というのは冗談で。
これは、それなら対面で会うのは難しいな、と思わせるただの嘘です。
遠回しに対面を拒否する人は辞めておくのが一番です。
というかそういう時に地方を出してくるのほんと辞めてほしい!
チェックリスト6:相手の連絡先で検索してひっかかりますか?
チケットのやりとりをする場合、相手の連絡先は必ず聞きましょう。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
教えてもらったから安心!ではありません。
その名前、住所、電話番号で検索しましょう。
もし過去に詐欺を行なっていた場合、検索結果に出てくることがあります。
私はこれを怠ってしまったので詐欺にあってしまいました。
あとで検索すると同じ被害にあわれた方の書き込みを見つけたのです。
事前に検索していれば防げました。。
チェックリスト7:Twitterのハッシュタグで検索してひっかかりますか?
Twitterで「#チケット詐欺」というハッシュタグがあります。
これはこのハッシュタグをつけてつぶやいている人が表示されるのですが、
「この人に騙されました!注意してください」という注意喚起のつぶやきがほとんどです。
この中で、今あなたがやりとりしている人がいないかを確認しましょう。
チェックリスト8:Twitterのアカウントは最近開設されたものですか?
詐欺を行う人のアカウントは基本的に最近作られたものが多いです。
自分が悪いことをする時に、友人をフォローしているようなアカウントでやりとりをすることはありませんよね。
一通り過去のつぶやきを見て、どういう人かを確認するのは大切です。
そのため、取引専用アカウントでのやりとりは危険です。
他のチェック項目に当てはまることがあったらやりとりは辞めましょう。
また、かなり昔に開設したにも関わらずつぶやきが5件とか極端に少ない場合も少し警戒が必要です。
以上8点、チェックをして一つでも当てはまる場合は、絶対にやりとりを辞めた方が良いです。
チケット詐欺にあわないための取引の方法
ただ、本当に優しい神様のような方はいます。
チケットを「定価+手数料」というお値段で、友人が行けなくなり空いた席を作りたくないので譲ります、みたいな感じです。
私も何度かチケットを譲ったり譲ってもらったりしました。
その際にこういう風にすれば詐欺には合わないな、というのがわかったので書いておきます。
- Twitterで探す
- 定価+手数料で譲ってくれる人を探す
- LINEを交換しておく
- その他連絡先を交換する
- チケットのやりとりは当日に対面でおこなう
詳しく解説します。
その1:Twitterで探す
まず、掲示板で探すのは極力避けた方が良いです。
なぜなら相手の情報がほぼわからない状態だからです。
わかるのはメールアドレスくらいですね。
相手が男か女かも、どういう雰囲気の人かも全くわかりません。
反対にTwitterですと、相手の過去のつぶやきを見ることができます。
そこで相手の人柄を垣間見ることができ、この人は良さそうだと判断をつけられます。
先ほどのチェック項目のひとつ、過去のつぶやきが見られるかも合わせて確認できます。
↓ただ、Twitterで探す場合も詐欺にあう可能性はあるので、見分け方を確認して取引をしてください。
Twitterでチケット詐欺にあわないための見分け方チェックリスト
↓譲渡の手順もまとめました。
Twitterでチケットを安全に取引できる譲渡方法・流れまとめ【譲ってもらう場合】
その2:定価+手数料で譲ってくれる人を探す
プレミアチケットだと、転売目的で購入し高い値で売りつける人がいます。
こういう人が、「譲ります」と言っていても関わらないようにしましょう!
転売目的で譲ると言っている人の特徴は、
「DMしてください」
「ご希望の値段を言ってください」
と書いています。
そして実際に連絡を取ると、
DMで高い金額を提示されたり、希望の値段を高く言う人を優先したりします。
こういう転売屋が減らないので、本当に行きたい人の手元にチケットがないわけです。
無視が一番!
その3:LINEを交換しておく
近年はメールのやりとりではなく、LINEが主流になりました。
LINEアカウントを持っていない人は0に等しいです。
というのは言い過ぎましたが、Twitterアカウントを持っている人でLINEのアカウントがないのは珍しいと思いますね。
なのでほぼ持っていると思います。
LINEのアカウントだったらなかなか消せないですし、
プライベートなものなのでこれで連絡を取ることができる人はちょっとだけ信用しても良いと思います。
あくまでもちょっとだけですよ!
チケットを受け取って中に入るまでは完璧に信用するのは辞めましょう。
知り合いならまだしも、赤の他人ですから。
その4:その他連絡先を交換する
- 氏名
- 住所
- 電話番号
これらもLINEアカウントと一緒に聞きましょう。
いきなり個人情報を聞いて相手はびっくりしないだろうか?と思うかもしれませんが、
「詐欺が怖いので」と伝えると、相手は相手で疑われたくないですからきちんと答えてくれる方が多いです。
そして、教えてもらった情報で検索して問題ないことを確認しましょう。
その5:チケットのやりとりは当日に対面でおこなう
これが一番大事なのですが、
チケットの受け渡しとお金の受け渡しは同時に、対面で行いましょう。
そして連番チケットの場合は、そのまま一緒に入場が理想です。
対面でチケットを受け取ったら、まずはチケットを確認しましょう。
コピーじゃないこと、希望の公演のものという点を確認し、お金を支払います。
対面で受け取る場合に、
糊付けされた封筒にチケットが入れられており、確認せずに支払ったところ実はチケットのコピーだった、
ということもあるようなので、必ずその場でチケットを確認してください。
コピーかどうかは、
- チケットをもぎりできるように点線が入っているか
- 印刷は両面されているか(裏面は注意事項)
等で見分けがつくと思います。
もし対面での取引がどうしても難しい!ということでしたら、
【チケットストリート】や【メルカリ】に出品してもらい、チケットとお金のやり取りをするのが安心です。
上記のサイトを利用すれば、
出品者からチケットを受け取って、受け取り連絡をしたら出品者にお金が支払われる、という流れになります。
そうすることで、偽物のチケットが送られてきたり、なかなか送られてこない状態になっても、
運営に連絡をすればお金が戻ってくる仕組みなので、チケット代だけ取られた!という悲しいことがなくなります。
チケットストリートとは?気になる評判&口コミや実際に使ってみた感想まとめ【完全版】
チケット詐欺にあってしまった場合にやること、対処法
チケット詐欺にあってしまった場合の対処法です。
私が実際に被害にあった際に、おこなったことも記載しています。
もし、詐欺にあってしまった場合には参考にしてください。
相手に連絡を取る
ひとまず、これはやられたかもしれない!と思ったら相手の連絡先に連絡を入れましょう。
連絡が全く取れない場合でも、メールや留守番電話は確認しているかもしれません。
そこに返金を希望する旨を伝え、
「返金されない場合には警察へ被害届を提出します」「法的手段に訴えることを検討します」など伝えておきます。
相手の年齢が低い場合、このようにプレッシャーをかけると返金してくる場合があります。
あと、警察に捕まった場合、あなたの家族にも迷惑がかかりますよ、と東野圭吾さんの手紙を紹介しておきましょう。
中高生はこれでだいたいビビって返金します。
振り込んだ銀行に連絡する
それでもなにも連絡がなければ、振り込んだ銀行に連絡します。
ゆうちょ銀行の場合
ゆうちょコールセンターに電話をします。
0120-108-420です。
どのようなお問い合わせか聞かれるので、5番を押して「その他のお問い合わせ」を選んで、応答を待ちましょう。
コールセンターの方が出たら「詐欺にあってしまったかもしれない」と伝えてください。
すると詳細を聞かれるので、下記を答えられるようにしておきましょう。
- どこでやりとりをしていたか(掲示板、Twitterなど)
- 相手の口座番号
- 相手の名前
- いつから連絡を取っているか
- いつ振り込んだか
- いくら振り込んだか
- いつ連絡が途絶えたか
その後、
銀行側で詐欺師の口座を凍結し、その際に口座に今回の被害額が残っていたら返金されます、
という話を聞くことができるはずです。
この時に額が少ないから泣き寝入りしよう・・・なんてことを思ってはいけません。
額が多かろうが少なかろうが、詐欺にあってしまったことは事実です。
少ない額でもあなたの大事なお金を取られてしまったことにかわりないので絶対に連絡をしましょう。
また、この連絡を入れることで口座凍結されるので、次の被害を抑えられる効果もあります。
場合によっては、詐欺師にお金が取られる前に口座を凍結できるので、相手にお金を取られる前に返金手続きをしてもらえる可能性もあります。
ちなみに私は約7000円の被害額で連絡をいれました。
取引した掲示板・サイトの管理者に連絡
掲示板やサイトの管理人・運営会社に連絡し、相談することで、
掲示板の管理者からも注意喚起や、投稿スレッドの削除などを求める目的に行います。
ただ、これはやった方が良いと言われて私も連絡したのですが、サイトの管理者からは全く反応がありませんでした。
きちんと管理されていない掲示板だったのだと思います。
内容証明郵便を送る
内容証明郵便とは、書面を郵送した事実を法的に証明するために使用する郵便方法です。
これは警察に訴えたり、弁護士に相談すると言ったのは本気だぞ!というプレッシャーをかけられる郵便です。
しかし、「あて所に尋ねあたりません」と送ったものがそのまま返送されてくる確率が高いです。残念ながら。
警察に相談
警察へ被害届の提出も行いましょう。
ただ、他の事例を確認すると「相談」という形で終わらせられることもあるようです。
その場合は、他にも同じ人に詐欺にあった方がいないか探し、人数を増やして警察を動かすことが良いようです。
また、チケット詐欺への警察の対応は、金融機関に連絡した時の流れと同じで、
口座の凍結後、口座にお金があれば返金という形になるようです。
警察に届け出をする際に、必要な情報は下記です。
- 詐欺師の連絡先
- やりとりした日付
- やりとりした掲示板・サイトのURL
- 掲示板の書き込み内容
- 詐欺師とのメールのやりとりの内容
- 振り込んだことがわかる領収書
弁護士に相談する
警察も個人の事件にはあまり誠実な対応をしてくれないようです。
私は内容証明を送って、それがそのまま「あて所に尋ねあたりません」と返ってきたのを見て、
被害額が小さいということもあり、警察への届けも、弁護士への相談も気が滅入って辞めてしまいました。
もし、何万という金額を盗られてしまった場合には、弁護士の方に相談した方が良いかもしれません。
まずは無料で相談に乗ってくれる弁護士さんに聞いてみましょう。
チケット詐欺にあった話
私のことを書いておきます。
坂口英司というやつに騙されました。
〒870-0849
大分県大分市賀来南1-13-28-101号
坂口英司
こいつは詐欺です。
きっと住所も、名前も書いても無駄かもしれませんが・・。
どうしても行きたいと言っていた友人のために解散ライブのチケットを譲るという書き込みを見つけ、
早く入金してくれないと出張で海外に言っちゃうよ〜と言われ、焦ってすぐに入金してしまいそのまま連絡が取れなくなりました。
(住所の検索をして、家があるから大丈夫と思ったのですが、名前と電話番号でも検索するべきでした。後ほど検索すると他にも被害を受けた方がいました。)
ゆうちょに連絡、内容証明を送付まで行ったのですが、
後日ゆうちょから口座凍結したがお金が入っておらず、返金できないという連絡、
内容証明が届かなかった連絡が来て、力尽きて泣き寝入りしました。
勉強代を払った気持ちです。
しかし、今思うと警察に届け出を出しておいた方がよかったなと思います。
後悔しないためにも出来ることはすべてやっておきましょう。
最後に:怪しいと思ったら辞めておく、冷静さが大事
行きたいライブのチケットは欲しいものですが、詐欺にあっては元も子もないです。
詐欺師はこちらの「どうしてもライブに行きたい!」という心情を無下にします。
本当にこの人は善意でチケットを譲ってくれるのか、冷静に判断することが大事です。
ぜひチェックリストを活用して、詐欺にあわないようにしてもらえると嬉しいです。
↓また、個人間のやりとりをするよりは、チケットストリートを利用する方が安全です。
チケットストリートとは?気になる評判&口コミや実際に使ってみた感想まとめ【完全版】
以上、あっきー(@aki_spaceA)でした!
コメント
教えて頂いて欲しいことがあるんですが先払いでお金を払ったあとも連絡が取れます。チケットは当日の受け渡しでそれまでそこのLIVEのスタッフさんとのやり取りで受け渡しの場所とかを決めるらしいのですがそのスタッフさんとまだ連絡が取れません。と言っても1日や2日なんですけどこれって詐欺でしょうか?
>ゆうりさん
コメントありがとうございます。
すみません、いまいち状況が掴めないのですが、
・先払いは個人間でのやり取りですか?
・LIVEのスタッフさんとのやり取りとはどういうものでしょうか?チケットを譲ってくれた方がLIVEのスタッフということでしょうか?
もしよければ教えていただけるともう少し判断ができるかなと思います。
よろしくお願いいたします。