久しぶりにドラえもんの映画を見ました。昔の映画は何度見ても面白いですね〜。
あらすじと個人的な見どころをまとめてみました。
ネタバレありです。ごめんなさい!
あらすじ
ざっくりとしたあらすじはこうです。
ある日のび太は、スネ夫にロボットを披露され、悔しい思いを隠して家に帰りました。
ロボットが欲しいと無理を言ったのび太はドラえもんと大げんか。
頭を冷やすために南極に行ったドラえもんを追いかけて歩き回っているとピコピコ音を出す青いボールを発見しました。なんだろう?と思っていると上から大きなロボットの足らしきものが落ちて来ました。
これはドラえもんがこっそり出してくれた道具に違いない!とのび太は家に持ち帰ります。
すると次々ロボットのパーツが落ちて来ました。
部屋で組み立てができない大きさだったので、鏡面世界へパーツを持って行き、そこで組み立てることにしました。
とうとうロボットを完成させ、しずかちゃんを呼んで3人で遊んでいたところ、あるボタンを押したらロケットが発射され、鏡面世界のビルを破壊してしまったのです。
3人は恐ろしいロボットを作ってしまったと、3人だけの秘密にすることにしました。
しかし、のび太の元へロボットの持ち主であるリルルがやってきて、鏡面世界にロボットがいることがバレてしまいました。
リルルはロボット惑星メカトピアが地球侵略のために送り込んだスパイだったのです。
ドラえもんたちはロボットが地球に侵略しにくることを知り、鏡面世界へ彼らを呼び込んでそこで戦うことを決めました。
その間、傷ついたリルルを介抱していたしずかちゃんとスネ夫のロボットミクロス。最初はリルルにひどい言葉を言われ突き放そうとしかけたしずかちゃんでしたが、懸命に介抱を続けました。
その中で徐々に心を開いていったリルル。
一方、ドラえもんたちはロボットの攻撃に四苦八苦。このままだとやられてしまう!そう思った時にロボットたちが消えてしまったのです。
どうしてだろう?でも良かった!と大喜びのドラえもんたちに、しずかちゃんが告げたのは、リルルたちを産んだ生みの親に頼み、ロボットの先祖であるアムとイムの改造をした結果、リルルの命と引き換えにロボットが消えたということでした。
その後、いつものように居残りをしていたのび太の元に、リルルに似た子が現れ「リルルが生まれ変わったんだ!」と喜んで、しずかちゃんたちに報告しにいくのでした。
見どころ
ものすご〜く個人的な見どころをご紹介します。
「ドラえも〜ん」でオープニング曲が始まる
今や定番の映画ドラえもんのスタートの仕方ですが、鉄人兵団以前の映画ではこういう定番の始まり方ではありませんでした。
喧嘩する二人
とにもかくにもよく喧嘩する二人。そう、ドラえもんとのび太くんです。
今回もしょっぱなから喧嘩します。
ロボットと人間が喧嘩するなんて、なんか夢のある話ですよね。
ドラえもんは本気を出せば道具でコテンパンにできるのにそれはしません。
今回はどこでもドアでどこかへ行ってしまいました笑
部屋で足を組み立てちゃう二人
なんだかロボットの足らしいぞ?組み立てよう!
そしてでかいロボットの足を部屋で組み立てちゃうんです。
いやいや、天井にぶつかってるやん!
ちょっと考えなしなところが可愛いですよね。
地震かな?なにかと鈍感な野比家
外にロボットの大きなパーツが落ちてくるので、その度に野比家には「ズシン」「ドシン」と音と振動が響きます。
しかしパパとママは、地震かしら?とそこまで気にも留めない様子。
この二人のおかげでのびのび過ごしてるんですね(違)
完成したロボットの名前はラッコちゃん?
ドラえもんとのび太が組み立てて完成したロボットで湖を泳いで遊んだあとにしずかちゃんが言い放った一言が、
「この子の名前、ラッコちゃんにしない?」
まてまて!確かにラッコのようにお腹を上にして浮いているけども!!
結局、ドラえもんの案「ザンダクロス」が採用されました。
バレエの動きをさせるしずかちゃん
またしてもザンダクロスに恥ずかしげもなくバレエの動きをさせるしずかちゃん。
頭で思い描いた行動をとることができる道具を使っているからですが、滑らかに動く姿は少し笑ってしまいます。
夜の10時に決闘
めちゃくちゃ大きいロボットを持っているとのび太くんが言い出したので、それなら夜10時に空き地に持って来い!というスネ夫とジャイアン。
結局ザンダクロスを連れて行くことができずに空き地に行かなかったのですが、二人はずっと待っていました。
のび太のやつ〜!となりながら二人が帰ると、「こんな夜中に出歩く不良はうちの子じゃありません!」と締め出されてしまいました。
あらら。
小学生が遅くまで遊んでちゃダメよ、という話を入れたかったんでしょうか。
ちゃんと信号待ちをするのび太
スネ夫のロボット、ミクロスにランドセルを奪われ、それを追いかけるのび太くん。
しかし目の前の信号が赤に!
ご安心を、きちんと信号待ちをするのび太くんでした。
映画を見ている人以外は無理だよ
ロボットたちが攻めてくる事実を知ったのび太くんとドラえもんは、総理大臣や警察などに事情を話すが信じてもらえない。
そんな時に、「映画を見ている人以外は無理だよ」とドラえもんが一言。
いきなりのメタフィクションです。
メタフィクションとは
これは作り話である、ということを意図的に気づかせることです。
あれでもないこれでもない
映画ドラえもんといえば、「あれでもないこれでもない〜!」と道具を次々出すシーンですが、
鉄人兵団でもありました笑
しかし、一度だけびっくりするぐらい早く道具を出してロボットを対峙するシーンもあります。
早すぎて見えないのでよくチェックしてください。
それぞれの名言
しずかちゃん「あなたそれでもロボットなの?」
ジャイアン「みんなそんなにうろたえるな!」
のび太「こんな怖ろしい事件に女の子を巻き込みたくないよ!」
なにか心に残るセリフがあるんですよね。
それを探すのも楽しみ方の一つかもしれません。
しずかちゃんのピンチに現れたのは…?
リルルを介抱しているしずかちゃんの家についにロボットが来てしまいました!
間一髪、しずかちゃんを襲おうとしていたロボットをやっつけたのはのび太君でした。
いや、こんなんやられたら惚れてまうやろ!という展開。
時々理屈に合わないことをするのが人間なのよ
この一言でリルルが改心したといっても良いかもしれません。
地球を攻めてくるロボットの一味であるリルルをしずかちゃんは懸命に介抱します。
なんでそんなことをするのか不思議に思っているリルルに言った一言。
なんてできた小学生なんだ。。
大昔に戻って神様に文句言ってやる!
ミクロスのこの言葉からしずかちゃんはあることを思いつきます。
この言葉としずかちゃんの頭の回転がなかったら地球はどうなっていただろう?と不安になりますね笑
ミクロスはビビリでちょっと頼りないのですが、それもまた可愛いです。
しずかちゃんとリルルの友情物語
やはり一番の見どころは、しずかちゃんとリルルの友情です。
あまり大々的に展開されていませんが、この二人に友情が芽生えたからロボットが改良され、地球を襲うことはなくなりました。
もししずかちゃんがリルルを懸命に助けていなかったら、自分の命がなくなることを知りながら、神様の代わりに機械を操作するなんてことはかなったでしょう。
他の映画でもそうですが、意外としずかちゃんが話の重要な部分を担っていたりします。
ちなみに鉄人兵団はこのDVDBOXで見ました。
他の作品も一緒に見れるのでオススメです。
私が持っているのは初回盤だったので、当時のパンフレットがミニサイズになったものが入っていました。
一家に一つ持っておきたいDVDです笑
最後に
いかがでしたか?
改めてドラえもんを見ると、ドラえもんとのび太の友情や、ジャイアンが友達を思いやる気持ち、静香ちゃんの機転が聞くところ、意外と一番の弱虫はスネ夫なんじゃないか?とか新しい発見が多いなぁと感じました。
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